
よく投資は分散投資がキホンって聞くけど、そもそも分散投資と集中投資ってどう違うの?
ほんとに分散投資がキホンなの?
こんなお悩みを解決します。
- 分散投資と集中投資、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説
- おすすめの投資方針を解説
分散投資とは

分散投資とは、特定の投資対象に資産を集中させず分散させることによって、リスクを分散させる投資行動です。
具体的には、
- 国や地域の分散
- 株や金、債券など商品の分散
- 異なるセクター、異なるジャンルの株式に分散
- 円とドルなど通貨の分散
といった具合に分散して投資します。
分散投資のメリット:資産を守ることができる
メリットはリスクを分散させることで、暴落時などの資産に対するダメージを分散させることができる点です。
また仮に投資をせずに現金を銀行に預けたままでいると、インフレによって現金の価値は目減りしていってしまいます。
現金を株や債券といった資産に分散させることで、インフレのリスクを避けることができます。
分散投資のデメリット:資産を増やすのに向かない
分散投資のデメリットとしては、資産を増やすのに向かないことです。
株の暴落に備えて金を持つ、などと分散させればさせるほど「アッチを立てればコッチが立たない」状態になってしまい、資産の合計が増えにくくなってしまいます。
とくに資産の少ない投資の初期段階で分散投資をしてしまうと、まるで資産が増えません。
集中投資とは

集中投資とは、特定の投資対象に資産を集中させる投資行動です。
資産を集中させ高いリスクをとることで、高いリターンを狙うことができます。
集中投資のメリット:高いリターンを狙える
集中投資のメリットは、高いリターンが狙えることです。
個別株や仮想通貨など、特定の銘柄に集中して投資することで、5倍、10倍とリターンが跳ね上がることを期待できます。
集中投資のデメリット:ハイリスク・ハイリターンになる
リスクをとることで高いリターンを狙うわけですから、当然投資に失敗してしまった場合には大きな損失を被ってしまうことになります。
目的別に考えてポートフォリオを組む

重要なのは投資の目的を明確にすることです。
資産を増やすために投資をするのか、それともいまある資産を守るために投資をするのか。
おおまかであってもいいので、具体的な到達点をイメージして最適なポートフォリオを組みます。
資産を守りたいなら分散投資
いま保有している資産を守りたいのであれば分散投資をするべきです。
インフレのリスクに備えるなど、いま保有している資産を減らさないためには分散投資が効果的です。
短期的に資産を増やすなら集中投資
資産を増やすことが目的であれば、銘柄を絞って集中投資でリスクをとるべきです。
ここで重要なのは闇雲にリスクをとることなく、適正なリスクをとることです。
自分のリスク許容度を高い精度で把握することで、大事な資産を守ることができます。
リスク許容度については、【投資をはじめる前に絶対に知っておこう】リスク許容度の考え方でわかりやすく解説しています。
おすすめは「分散投資と集中投資のいいとこどり」
おすすめは「分散投資と集中投資のいいとこどり」です。
インデックスファンドの投資信託をつみたてつつ(分散投資)、余剰資金で個別株や仮想通貨などに集中投資します。
あくまでベースは分散投資でつみたてて、一部を集中投資させます。
おすすめのインデックスファンドは楽天VTIで、下記記事でくわしく解説しています。

まとめ
今回のまとめです。
- 分散投資は資産を守ることに適している
- 集中投資はハイリスク・ハイリターン
- おすすめは分散と集中のいいとこどり
分散投資と集中投資は決してどちらか一方に振り切る必要はありません。
自分の目的とリスク許容度に合致したストレスのない投資をすることが大切です。

着実に資産を築いていきましょう!