こんにちは、こたんです!
このブログは投資初心者の方に向けて投資の魅力と仕組みをわかりやすく解説するブログです。

投資初心者のはむちーです!
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今日もはむちーにわかりやすい解説を心掛けていくね。
投資で最重要な「複利のチカラ」についてわかりやすく解説
【投資で最重要な複利のチカラ】複利のチカラを味方につけて資産形成
いますぐ投資をはじめた方がいい理由について、【投資をしないリスクを知ろう】投資をする人生としない人生の違いで詳しく解説しました。
今回は投資をする上で最も重要な「複利のチカラ」について解説していきます。

フクリノチカラ・・・?

複利は人類最大の発明である。
by アルベルト・アインシュタイン
これはノーベル賞物理学者であるアインシュタインの言葉です。

すごいね、いなちゃん!こんなこと言ってたんだね!

はむちー、それってちがうアインシュタインだね。
複利は金利の計算方法のひとつ
複利とは金利の計算方法のひとつです。
- 単利→元本のみに対する金利
- 複利→元本+利息に対する金利
単利は元本にのみ利息がつきます。
対する複利は「元本に利息を含めた金額」に対して利息がつきます。
つまり複利は利息にも利息がつく金利なのです。

えーっと、複利は利息にも利息がつく金利…っと(メモ)

実際に運用したらどんな違いがあるのか、同じ条件で比べてみよう。
単利と複利ではこんなに差が出る
単利と複利ではどれほどの差が出るのか、同じ年利を仮定して比べてみましょう。
年利・・・1年あたりの利息の利率
単利と複利を運用方法に置き換えてみると、
単利運用と複利運用
- 単利運用→利息を毎回受け取る(元本はそのまま)
- 複利運用→利息を元本に組み入れて再投資する(元本が増えていく)
となります。
この違いがどんな差を生むのか見てみましょう。
100万円を年利3%で単利運用した場合
このグラフは100万円を年利3%で単利運用した場合の資産推移を表しています。

100万円の元本に対して、3%の利息である3万円が積み上がっていきます。
単利運用は金利を毎回受け取る運用ですので、元本に利息を組み入れません。
そのため元本の100万円は何年経っても変わりません。
元本が変わらないので、利息もいつまでもはじめの3万円のままです。
単利運用ではひたすら同じ利息を積み上げていくのみです。
100万円を年利3%で複利運用した場合
同じ100万円を年利3%で、複利運用した場合は以下のグラフのような推移になります。

1年目は単利と同じ100万円に対する3%の年利なので、利息は3万円です。
しかし2年目は100万円に利息分の3万円を含めた103万円が元本となるため、利息は元本103万円に対する3%の年利で3万900円となります。
複利は利息を元本に含めていくので、年々元本が増えていくことがわかります。
そして元本が増えるのに伴って、利息も少しずつ大きくなっていくのがわかります。
5年後の利息は3万3,765円で単利に比べて10%以上も多くなっています。
金額的には3,765円という僅かな差ですが、この僅かな差が後々大きな差になっていきます。
ちなみに20年後では、
- 単利運用 → 元本100万円(変わらず) / 利息3万円(変わらず) / 資産総額160万円
- 複利運用 → 元本175.3万円 / 利息5.2万円 / 資産総額180.6万円
と、これほどの差になってくるのです。
はじめは同じ元本なのに、
- 単利で運用するのか
- 複利で運用するのか
この選択の違いが大きな差を生みます。
単利と複利の差
- 1年目は同じ
- 2年目からわずかに差が出てくる
- 5年後には複利の方が単利よりも10%以上も利息が多くなる
- 20年後には複利の方が単利の173%利息が多くなる

はじめはほんの少しでも、単利と複利はあとから差が大きくなっていくんだね!

その通りだよ、はむちー。
だから投資は複利で運用することが大切なんだ。
複利のチカラを表す式
複利のチカラは、
- 元本の大きさ
- 年利の高さ
- 運用期間の長さ
この3つの要素によって、そのチカラを増します。
元本が大きいほど、年利が高いほど、運用期間が長いほど、よりそのチカラを発揮するのです。
複利における72の法則
ここで複利の「72の法則」をご紹介します。
これは複利運用によって、「何年で元本を2倍にできるのか」を簡易に計算する方法です。
計算式は以下の通りです。
72÷年利=運用期間
さきほどの3%の例で見てみると、
72÷3=24
となるので、24年の運用で元本が2倍になる計算です。
72の法則を使えば、資産形成の計画を立てやすくなります。
「10年で元本を2倍にしたい…」
72÷◯=10 → ◯=7.2 → 年利7.2%で運用する
「年利5%で運用したら元本を2倍にするのに何年かかる?」
72÷5=◯ → ◯=14.4 → 14.4年で元本を2倍にできる

すごい計算式なのね!一体だれが作ったの?

この計算式は発見者は定かではありませんが、
1494年にイタリアの数学者ルカ・パチョーリという人が初めて本に書いたそうです。
複利の効果を高めるために
投資において複利のチカラを使うか、使わないかはとても大きな差になります。
ぜひ複利のチカラを味方につけて、理想の資産形成を目指しましょう。
ここからは複利の効果を高めるためのポイントについて解説します。
なるべく早く運用を始めよう
複利のチカラを表す式は、
複利のチカラ=元本の大きさ×年利×運用期間
でした。
つまり複利は運用期間が長ければ長いほどそのチカラを増すということです。
複利のチカラを最大限にするために、なるべく早く投資・運用を始めましょう。
投資の王道は株式投資です。
株式投資の仕組みについては、【株の『超』基本】株式投資の仕組みでわかりやすく解説しています。

元本を増やす努力をしよう

投資は絶対的に元本の大きさがモノを言います。
複利のチカラをさらに高めるためには元本を増やす努力をしましょう。
- 家計の見直し
- 倹約と節約
- 収入アップ(転職・副業)
これらの努力で元本にまわすお金をどんどん増やしていきましょう。

「支出を最適化して出るお金を最低限に、収入アップを図って入るお金を最大限に」
家計管理や収入アップなど著者こたんが実践したことは、
をご覧ください。

複利のチカラに任せてコツコツと積み上げていこう
複利のチカラに任せておけば、たとえはじめは毎月の入金額が小さくても、結果的に大きな資産を築くことが出来ます。
短期的に入金力をあげようとギャンブルのようなトレードをするのは決しておすすめできません。
投資とギャンブルを混同しないようにするためのポイントは、【投資はギャンブルじゃない】投資とギャンブルの違いで解説しています。

そしてコツコツ資産を積み上げていくために、つみたてNISAを最大限活用しましょう。
つみたてNISAは年間40万円までの投資額で得た利益が、20年間非課税になるというお得な制度です。
くわしくは、2022年からはじめよう【つみたてNISA】初心者ガイドをご覧ください。

まとめ
それでは今回のまとめです。
- 複利=利息にも利息がつく金利
- 複利のチカラ=元本の大きさ×年利×運用期間
- 72の法則→72÷年利=運用期間
- なるべく早く運用を始めよう
- 元本を増やす努力をしよう
- 複利のチカラに任せてコツコツと積み上げていこう
今回は投資において最重要な複利のチカラについて解説しました。