こんにちは、こたんです。
このブログは初心者の方に向けて投資の魅力や仕組みをわかりやすく解説するブログです。
今回は投資とギャンブルの違いについて解説していきます。
- 投資とギャンブルの違いを解説
- 投資とギャンブルの共通点も解説
- ギャンブルではなく投資をするためのポイントを解説
いま投資を始めた方がいい理由は、【投資をしないリスクを知ろう】投資をする人生としない人生の違いでわかりやすく解説しています。


投資が大事なのはわかった!
ガンガン投資して人生一発逆転してやる!

お〜い、はむちー落ち着いて。
それじゃカイジになってるよ〜。
【投資はギャンブルじゃない】投資とギャンブルの違い
「投資とギャンブルは全く別物です」と言いたいところですが、これでは嘘になってしまいます。
投資とギャンブルには共通点もあります。
どういうことか深堀りしていきましょう。
投資の基本的な考え方
投資は資本・資産にお金を投じる行為です。
株式投資であれば会社の株という資本に対してお金を投じます。
会社の成長のためにお金を投じて、その見返りに配当金をもらったり、株が値上がりしたときに売却してその差益をもらいます。
逆にギャンブル(投機)は機会(チャンス)にお金を投じる行為です。

なるほど。投資は資本にお金を投じて、
ギャンブルは機会にお金を投じるのか。

そのとおりだよ、はむちー。
もうちょっとだけ我慢して聞いてね。
投資はプラスサムゲーム
投資とギャンブルの違いはこんな風に表現できます。
- 投資はプラスサムゲーム
- ギャンブル(投機)はゼロサムゲーム、もしくはマイナスサムゲーム
プラスサムゲーム
プラスサムゲームとは参加者全員の利得がプラスになるゲームのことです。
簡単に言うと参加者全員が利益をあげることができるゲーム、つまりWin-Winが成り立つゲームのことです。
株式投資などの投資はこのプラスサムゲームに当たります。
例えば株を買った人全員が配当金をもらって、得をすることが可能です。
ゼロサムゲームとマイナスサムゲーム
ゼロサムゲームは参加者全員の利益と損失を足すと0(ゼロ)になるゲームです。
勝った人がいれば、その分負けた人がいるゲームで、つまり利益の奪い合い、Win-Loseのゲームです。
そしてマイナスサムゲームは参加者全員が損をする、Lose-Loseのゲームです。
例えば競馬や宝くじなどがこのマイナスサムゲームにあたります。
競馬は参加者が馬券を買った時点で、運営元であるJRAに約25%が控除される
- あるレースの馬券を購入する
- そのレースを買った人の馬券の合計額が1億円になったとする
- 合計額の25%である2500万円を運営元のJRAがもらう
- 残りの7500万円を、馬券が当たった人で山分けする
宝くじや競馬は当たればもちろんお金が増えることもありますが、基本的には「参加した時点で損をしているゲーム」なのです。
投資もギャンブル的要素がないわけではない
投資はプラスサムゲームで、ギャンブルはゼロサムもしくはマイナスサムゲームですが、投資にもギャンブル的要素がないわけではないです。
ここからは投資とギャンブルの共通点を解説していきます。
未来を正確に予測することができない
例えば投資のためにある会社の株を買ったとします。
超優良企業で業績も良く、毎年株主への配当金も増配している会社です。
どうみても良い会社だし、安全性も高くて投資にピッタリなので株を買いました。
しかしこの会社が一年後にひょんなことから倒産してしまうこともありえるのです。

倒産なんて!受け入れられないショック…

未来を正確に予測できないという点では、投資もギャンブルも一緒です。
リスクのない投資は存在しない
投資にリスクはつきものです。
投資に限らず、利益を得るためのあらゆる行動にはリスクがセットでついてきます。
逆に言えばリスクをとらないと利益を得ることはできないのです。
リスクを適正にとって、堅実にお金を増やしていくのが投資です。
投資はやり方を間違うとギャンブルになってしまう
正しくリスクをとるのが投資ですが、無謀なリスクのとりかたをすればそれはギャンブルになってしまいます。
たとえば自分のリスク許容度を大幅に超えたレバレッジをかけたFXや、イチかバチかの神頼みのような株のトレードは、もはや投資ではなくただのギャンブルです。
レバレッジ・・・自己資金以上のお金を運用することができる仕組み
投資におけるリスクとリスク許容度については【投資をはじめる前に絶対に知っておこう】リスク許容度の考え方でわかりやすく解説しています。

ギャンブルそのものが悪いわけではない
勘違いしてはいけないのが、ギャンブルそのものが悪いわけではないということです。
ギャンブルは娯楽であって、夢を見るためのものです。
もしも宝くじや競馬の当選商品が「うまい棒」や「ティッシュ」だったら、人々はそんなに熱狂しないかもしれません。
人々は当たれば一攫千金、「1万円の元手が1億円になるかもしれない」という夢を買うためにギャンブルをするのです。
繰り返しますがギャンブルはあくまで娯楽であって、夢を見るものです。
そのこと自体はなにも悪いことではありません。
ギャンブルは運や偶然の要素が強すぎる
宝くじにしても競馬にしても、運や偶然の要素が強すぎます。
ちょっとむずかしい言葉を使うと、ギャンブルは不確実性が高く、再現性が低いのです。
「よく当選を出す宝くじ売り場」とか「よく当選を出す日付」などがありますが、再現性が低すぎます。
あえてマイナスサムゲームに手を出す必要はない
参加した時点で損をするゲームに、あえて手を出す必要はありません。
競馬や宝くじを娯楽としてやるのは全く問題ないのですが、投資というよりも投機(ギャンブル)のバイナリーオプションなどをやる必要はまったくないのです。
ギャンブルと投資を混同することがよくない
ギャンブルそのものが悪ではないとしたら、ではなにがいけないのか。
それはギャンブルと投資を混同することがいけないのです。
堅実に積み上げていくのが投資です。
投資したものが実を成すには時間がかかります。
コツコツと安全性を確認しながら投資をしていく作業は地味なものです。
今日投資したものが明日100倍になってかえってくることはほぼほぼありません。
早くお金儲けしたい!といって一攫千金を狙ったギャンブルのような投資をしてしまうと、失敗してそれまで苦労して積み上げた資産をパァ〜にしてしまうのがオチです。
「なんのために投資をするのか」をブレずに持つ
なんのために投資をするのかをブレずに根っこに持ちましょう。
なんのために投資をするのか
詳しくは【投資をしないリスクを知ろう】投資をする人生としない人生の違いでわかりやすく解説していますが、投資はお金を増やすためにするものです。

これが投資をする理由です。
積み上げたものが一瞬でなくなってしまうかもしれないリスクをとること(ギャンブル)があなたの目的ですか?

えーっと、僕は堅実に資産を増やしていきたいです。

じゃあはむちーはギャンブルではなく、投資をしようね。
まとめ
今回は投資とギャンブルの違いについて解説しました。
最後に世界最高の偉大なる投資家ウォーレン・バフェットの言葉をご紹介します。
どんなにお金を稼いでも、最後に0(ゼロ)を掛ければ0(ゼロ)になる
ウォーレン・バフェット
今回のまとめです。
- 投資は資本・資産にお金を投じる行為、ギャンブルは機会(チャンス)にお金を投じる行為
- 投資はプラスサムゲーム(Win-Winが成り立つゲーム)
- 投資もギャンブルも未来を正確に予測できない点は同じ
- リスクのない投資は存在しない(リスクをとらないと利益は得られない)
- ギャンブルそのものが悪いのではなく、投資とギャンブルを混同することがよくない
- なんのために投資をするのかをブレずに持つ
- 投資をする理由は「将来なにが起こるかわからないリスクに備えてお金を増やす・守るため」

投資とギャンブルの違いがよくわかりました!

えらいね、はむちー。
投資とギャンブルを混同せず、賢明に資産を増やしていきましょう。